セックスレス 会話
では、これらの検査薬なども利用する事を前提に、そのようにして調査していくと夫のどんなことが分かってくるかを考えてみたいと思います。
まず、セックスレスに陥っている夫が
「性欲があるのか無いのか」
を調べます。具体的には自宅での性処理をしているかどうか、つまりマスターベーション(オナニー)をしているかどうかです。性欲が無い場合、マスターベーションはまずしないはずです。直接的には次のような事を調べてみましょう。
1.夫の部屋のゴミ箱に、処理後に精液をふき取ったティッシュペーパー等が捨ててあるかどうか
2.アダルトビデオやDVDなどがあるかどうか(配置を変えないよう、細心の注意をしてください!)
ここで <アリ> であれば性欲には問題なく、病気の可能性は少なくなります。 <ナシ> でも本当に無いかどうかはまだ分かりません。処理方法が (トイレで済ませてしまう) や (入浴中にしてしまう) 場合はちょっと分かりません。
この時には、先ほどご紹介しました「CHECKMATE」などを利用する事になります。
なぜし終わった後の下着に必ずといってよいほど精液が付着してくるのか?
それは男性が射精した後、精液は大部分がそのときに出てしまいますが、そこでどんなにしっかり拭こうが、たとえ小便をしようが、経路に残った精液はすぐには出ずに、残っています。そして、時間とともにだんだんとにじんでくるようにでてくるため、ほとんどの場合その残りの精液が時間差で下着についてしまうわけです。
というわけで、手順としてまずゴミ箱レベルの調査を、少なくとも1ヶ月程度はつづけてください。
それは、マスターベーションに関しては個人差が大きく、ほとんどしない人から毎日欠かさな
い人まで様々だからです。(ここで、マスターベーションをしているのに、あなたに手を出さない事に苛立たないようにいてください。
男性のそれは、女性とのセックスとは明らかに違い、少年期からしている習慣の一部として、成人してもほとんどの男性は続けているものです。全く別物として、していても気にしないことです。)
そして、痕跡が無い場合は毎日の下着をしっかりチェックし、シミがより多くついているとみられる物を選んで「CHECKMATE」を使って判定してください。薬剤の費用も決して安くはありませんので、これだ!と思えるものでチェックした方がお得です。
そして、<アリ>となった場合で、さらに(浮気)についての可能性を調べるには、下着を変えるタイミングを、なんとか理由をつけて「朝」にしてもらえば正確にわかります。
なぜなら、「朝」付いていない精液が、日中に付くはずがないからです。それは、帰宅するまでに必ずどこかで「射精」した証拠になるからです。
もちろん、浮気か、風俗かまではわかりませんが、あまり外でマスターベーションすることは無いはずですから、疑いは濃厚になります。
使いようによっては自分だけでかなりのことがわかりますが、ここでのメインは「性欲があるか、なくなってしまっているか」の判別ですので、それより先のことはご自身にお任せします。
ここでの判定の結果、<性欲アリ>の場合は、浮気などの疑いは残るものの (問題ナシ) として次の作戦に進みましょう。
<性欲なし>の場合は問題がありますので、第3章を参考に、専門家に相談するか、夫のストレスをできるだけなくしていけるような話し合いをしっかりと夫としたうえで、できるだけの援助をしてあげてください。よくあるパターンを以下に挙げてみます。参考にしてください。
(例.本当は夫は今の仕事にやりがいを感じていないが、妻には「転職したい」なんて相談できない。
→ 日ごろから夫を見ていれば、また、話し合いを持てる雰囲気ならば、そういうことに多少なりとも触れているはずです。
そんな場合、責任感が強く真面目な夫であれば妻にいらぬ心配をかけないように強がってしまうところですが、会話さえあれば夫の"SOS"にはきっと気付けるはず。
よく話し合って、転職したいのであればあなたもそれについて最大限の協力(例えば収入が減ってしまう分パートに出てもいいなど)を惜しまない事をつげ、心配せずに自分により適した環境で働いてもらう事を促すことが夫のストレスを解消する事につながると考えます。
また、そうまでして自分の事を思ってくれる妻に、愛情を感じないわけはありませんし、そういうあなたへの愛情がきっとセックスレスに勝つ呼び水になってくれるはずです。)
※パートなどとても無理という方にも問題のない収入の可能性を第7章に参考としてあげておきます。インターネットさえあればOKです。
その3.会話がそもそも無い夫婦の、会話を増やすテクニック
続いて、「夫婦間の会話」について考えていきたいと思います。
あなたは常日頃から、旦那さんとはいろいろな会話をされている方ですか?殆どない方ですか?
もし〔十分に会話だけはあるし、何でも話せる雰囲気だけれど…〕ということでしたら、それは非常にいいことです。この先もずっとその状態は変わらないでやっていただきたい。でも、ではなぜセックスレスなのか…ちょっと心配です。特に「性欲低下症」「性嫌悪症」になっていないか、が心配です。
この場合は専門家によるカウンセリングや検査が必要かもしれません。また、EDの心配もありますので、このマニュアルを参考に、それとなく相手から話しを引き出すように「誘導」してみてください。くれぐれも直接「もしかして、ED?」なんて聞いてはいけませんよ。
そのほかの方は、
「あまりない。」
「殆どない、あっても必要最低限の連絡をし合う程度。」
「話はするけれど、結局はいつも言い合いになってしまう。」
「こっちからいろいろ話しかけるけれど、あまりきいてないし、生返事ばかり。」
こんな感じの方が多いのではないでしょうか。
こちらは問題がありますが、その分「良い会話を増やす」事にあなたが努力さえすれば、夫婦関係のこじれがなくなり、今の状況が大きく改善できるチャンスも十分に秘めていることになります。
タイプ分けの項でも何回か 「会話を回復して」 と出てきましたが、会話をすることは夫婦にはいうに及ばず、人と人とののコミュニケーションでは第一番目にあげられる、必要不可欠なことです。ですから、
「話をしない」=「コミュニケーションがうまくいっていない」=「仲が悪い」
といってもいいでしょう。実際、良く話をしている夫婦ほど、なんだかんだ言っても仲良しですよね?
最初の方でもお伝えしましたとおり、
【セックスは人間の最も密度の濃いコミュニケーションの方法である】
訳ですから、必要不可欠な「会話」すらないのに、セックスだけがあるっていうのもおかしな話だと思いませんか?でも、これの裏を返せば
「しっかりと会話をし、仲の良い状態になれば、セックスが自然と回復しても何ら不思議ではない」
ということも言えるのではと思うのです。もちろん、どんなに会話があったとしても、その大半が「意地の張り合い」「意見の押し付け合い」では到底仲良しとは言えませんよね。ですから、ここではあなたを中心に夫婦間の「良い」会話をぜひとも取り戻していただこうと思っています。
でも、なんとなく聞こえてきそうな言葉が、
「そんなこといったって、うちの主人なんてなにやったって絶対に無理よ!こっちの言うことにはろくに耳を貸さない、嫌味は言う、挙句の果ては捨てゼリフを掃いたかと思うとだんまりを決め込む…こんな状態でどうやって仲のいい会話なんてできるっていうのよ!」
というようなものです。
・・・そうですね、夫婦は仕事以外は毎日顔を合わせているわけですから、すれ違いが続けばそうなっていくのがむしろ自然なのかもしれません。またどこの家庭をのぞいても、大半が「マンネリ・あまり会話なし」モードになっていると思います。
ですが実際には、このようなすれ違いから発生する殺伐とした雰囲気は、単に夫婦のどちらにも「良い会話」をするためのテクニックがないために起こっているに過ぎません。また、普通に暮らしていればそのようなテクニックに触れる事もまずないでしょう。ですからこの状態は結果としては「当然」の事です。
しかし、あなたは「セックスレス」によってこのマニュアルを購入されました。現象は「セックスレス」ですが、既にあなたは気が付いているはずです。「セックスレスを解消するためには、何か
しら夫婦間の関係を改善しなければいけない」ということ、そしてまずそのために必要なのは
「コミュニケーションのとれた中身のある会話だ」
ということを。もちろん、
「何であたしの方が、あんな態度をとる主人に合わせなければいけないの?悪いのはあの人なのに。絶対納得できない!」
と言われるでしょう。私自身は男ではありますが、その気持ちは痛いほど分かります。なぜなら、私もそういうことを夫婦としていやというほど経験してきてますから。でも、ここは夫の立場を代表して話をさせていただきますが、妻に「気の利いた優しい言葉」をかけたいという気持ちがないわけじゃないんです。でも、やはりマンネリからくる「慣れ」によって、どうしてもそういう言葉はなにか「恥ずかしい」「照れくさい」ので言えません。何か頼みごとを妻にしてあって、例えば「これ、頼まれたものどうすればいい?」というようなことを妻に言われても、
「ありがとう、そこに置いておいてくれる?」
と言えばいいところを、パソコンなどをやっていると
「ああ…じゃあ、そこに置いてって。」
って、つい言ってしまいます。そうすると妻は多分こう思うでしょう。
(何様のつもりよ!今度は絶対にやってあげない!)
この場合、言い訳に聞こえてしまいますが、本心は「ああ、ありがとう。いつもすまないね。」と私としては思っています。(ウソではありません、本当です!)でも、今までの関係から(そんなこと言ったら変かな?気持ち悪がれるかな?)と思ってしまうのです。
だから、なぜか照れくさくなって思っている事とは全く違う態度や言葉をつい選んでしまうんです。では、その「今までの関係」って何でしょう?
ちょっと話しは脱線しますが、多分、女性ならみなさん、「男には何事にも動じることなく、ドシッと構えていて欲しい」と思う半面、「夫にはいつも自分を見ていてほしい、優しい言葉をかけて欲しい」という部分を常に両立してほしいと願っている事でしょう。
しかし、「家庭をしっかり支えていかなければ・・・」「しっかりとした仕事をして、できるだけたくさんの給料を家に持って帰らなければ・・・」という責任を背負った男性は、仕事で成果をあげることを優先する「外モード」になって「ドシッとすること」に重点を置いています。
また、同時に仕事場でうけるプレッシャーをはね返すための「鎧」を身にまとうようになっていきます。
それは家に帰ってもそんなにヒョイヒョイと脱げるようなやわな物ではないうえに、自分でも知らないうちに鎧をまとった状況が「いつもの自分」になってしまっているでしょう。そんな状態は、どう考えても「いつもあなたの事を見ていて、優しい言葉をかける」態勢では決してありません。
ですから、家ではその重たい鎧をそっと脱がしてあげるあなたの「愛情」が必要なのです。
しかし、家に帰ってきてもまず先に「今日~があった」「子供が~した」「お隣が~だった」など、あなたの言いたい事を聞いてほしい、という気持ちにさらされてしまいます。
夫にとっては、外にいるときは絶対必要な鎧ですが、本来家に帰ってまではつけておく必要はないはずです。ただ、それを脱がせる事ができるのは外で傷ついた心を癒す「休息の時間」と、「あなたからのいたわりの愛情」しかありません。
しかし、家に帰ってきてもそれが用意されていない、あるのは「自分の事をよく見てほしい、知ってほしい」という、あなたの 「自分の」 という心で、夫は無意識でそれを感じ取ってしまう。これでは鎧を脱げばまた傷つきますから、(人の話をしっかり聞いて、同調するためにはそれなりのパワーが必要で、その分気力を消耗してしまいます。)そのままでいて休息だけでもとった方がいい…
きっと、このような感覚が先ほどの「今までの関係」を感じさせる正体なのではと思っています。言葉を変えれば、そんな風に妻に対応してきてしまった自分に「慣れて」しまっているための、「家モード」に戻ることへの「違和感」とも言えるかもしれません。
この点についてはあなた側の言い分もあるでしょう。
(私だって家の仕事や子育てで本当に大変なんだから。条件は一緒でしょ?)
わかります。もちろん、夫も家事や子育てが大変な仕事だって事は十分に理解はしているはずです。
ですが、多分仕事から帰ってきた旦那さんの状態はまず第一に「休息」することが必要で、そ
の次に、あなたからの愛情・・・具体的には「あなた、お仕事ご苦労様」という言葉と気持ち、これを先にもらえれば癒されるのです。
これを与えられると男性は、今さっきまでやってきた仕事の価値をあなたに【承認】してもらえる、ああ、ここは自分にとって「素」に戻っていい場所だったな、と、頭で理解するよりもむしろ「深層」の部分で受け止めてモードチェンジできるきっかけになると思います。
あなたが夫婦間の会話を取り戻し、仲の良い夫婦へ戻るためには、この原理を大いに「利用」することが最重要になってきます。
「何で私が・・・」ではありませんよ、視点を変えてください。あくまでも「利用」するつもりで臨むのです。
当然、夫婦の両方がそのことについて理解し、両方ともにお互いの仕事やその役割の重要性を【承認】しあえれば、これほどいいことはないです。
先ほども言いましたように、夫の外での仕事も、妻の家事も、重要度で言ったら全く同じで、どちらが欠けても家庭は守れません。
よく夫が「俺は外で働いてきて、家にちゃんと給料を運んできている。これ以上この家にとって大切な役割があるか?」というのがあります。しかし、こんなのを真に受けてはいけません。こう言ってしまう夫の、深いところにある本当の気持ちを察する事です。
夫も間違いなく本心は「家事も子育ても大切で、自分にはできない、妻にしかできない重要な仕事」ということは分かっています。でも、夫には多分、相手を心から【承認】する重要性を知るチャンスはありません。
特に男性は、外で「人間関係から来る、嫌な相手にも下手に出なければならないという最大のストレス」を抱えて傷ついて帰ってきます。
もちろん、そのために鎧をまとってはいますが、相手は手強いため、それでも傷つきます。また、その環境が嫌だからといって逃げ出す事はできません。後ろには家族がいます。
ですから、唯一の心からの味方である(はずの)あなたにそのつらさを分かってもらい、「あなたはがんばっているよ」とあなたから評価をしてもらいたいのです。
そして、この評価は、夫と妻のどちらかが先にしなければいけないというものではありません。どちらが先でも、両方同時でもいいんです。
でも、前にも考えていただいたように、夫がそのようなことを考えているかどうか、待っていたらそのような事が自然に夫の方からやってきてくれるか…まず無理でしょう。
ですから、ここはひとつあなたが一段上の「大人」の立場に立って、その「承認の輪」の最初のひところがりを作るきっかけになって下さい。
そして、このマニュアルはあくまでも「マニュアル」「作戦」ですから、きれいごとだけに終始するつもりはありません。
「セックスレスに勝つ」為なら、人道的に問題がなければ何でもありだと思っていますし、前頁で「その原理を利用する」と書いたのは、そういう気持ちでやった方が、「嫌な相手に無償奉仕して損だ」という気持ちにならずに済むからで、入り口は「テクニック的に心に思っていなくてもやってほしい」からです。
人間って面白いもので、そうやって 「形から入って」も、それに反応して相手が改善していくと、だんだん余裕が出てきて最後には「本心から」できるようになってしまうことです。
特にこのことは「感情」に生きる女性ならなおさら適応していける所ですからそういう自分になっているところを想像してみて、楽しみにしてこれ以降の作戦を遂行していってくださいね。
